“16億円”剛腕が衝撃の帰国…助っ人の格付けチェック 大物は本当に活躍している?

昨季ソフトバンクでプレーしたタイラー・チャトウッド、フレディ・ガルビス、巨人でプレーしたグレゴリー・ポランコ(左から)【写真:福谷佑介、藤浦一都、荒川祐史】
昨季ソフトバンクでプレーしたタイラー・チャトウッド、フレディ・ガルビス、巨人でプレーしたグレゴリー・ポランコ(左から)【写真:福谷佑介、藤浦一都、荒川祐史】

2020年に年俸16億円だったチャトウッド、ソフトバンクでは1軍未登板で退団

 2月1日のキャンプインを迎え、新助っ人たちにも注目が集まっている。メジャーでの実績を持つ選手でも苦戦したり、巨人のアダム・ウォーカー外野手のように独立リーグからでも奮闘する男たちもいる。では、いわゆる大物助っ人は本当に活躍したのだろうか。昨年新たに来日した助っ人の中から、キャリアでの最高年俸が高かった上位3選手をピックアップ。答え合わせしていきたい。

3位:フレディ・ガルビス内野手(ソフトバンク)
2018年:682万5000ドル(約8億8500万円)

 堅実な守備を売りに、メジャー通算10年で966安打を放った男の来日は、ファンを驚かせた。パドレス時代の2018年には、年俸調停の権利を持つ最終年に達し、682万5000ドルで契約を結んでいる。しかしソフトバンク入団後は、日本ハムとの開幕戦で逆転満塁本塁打を放ったのがハイライト。38試合で打率.171、2本塁打、OPS.528と、メジャー時代を含めてもキャリア最低の数字に終わった。今季の逆襲に期待がかかる。

2位:グレゴリー・ポランコ外野手(巨人)
2021年:1100万ドル(約14億2800万円)

 かつては超有望株として知られ、2017年のWBCにドミニカ共和国代表として出場し、大会最優秀外野手に選ばれた大物だ。パイレーツ時代の2016年に5年3500万ドル(約45億4500万円)で複数年契約を結び、2021年の年俸が1100万ドルだった。しかし、巨人での来日1年目は138試合で打率.241、24本塁打、OPS.762と打撃がやや物足りず、自由契約に。ロッテに移籍し、さらに成績を伸ばせるのだろうか。

1位:タイラー・チャトウッド投手(ソフトバンク)
2020年:1250万ドル(約16億2300万円)

 ロッキーズ時代の2016年には、打者有利のクアーズフィールドを本拠地にしながら、27先発で12勝9敗、防御率3.87の好成績を残した。2018年からはカブスと3年3800万ドル(約49億3400万円)という大型契約も得ていた。ソフトバンクも年俸3億5000万円(推定)の好待遇で迎えたが、150キロを超えると噂の直球は140キロ台。右肩の故障で1軍未登板のまま6月下旬に手術を受け、7月には早々に退団するという衝撃の結末を迎えた。

(Full-Count編集部)

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