ニセ左腕・山本由伸は「なにやってんの？」　謎の“奇行剛球”なのに「ちゃんと速い球」

剛腕が左投げ転向？　念入りに重心移動をチェック

　オリックス・山本由伸投手が見せた“回転豪速球”に、ファンが密かに注目している。最速159キロを誇る右腕はWBC出場への調整もあり、宮崎春季キャンプ初日から珍しくブルペン入り。右投げでブルペン投球を終えると、なにやら“左腕風”の構えからクルリと一回転。珍しい姿に「山本奇怪的練法」「反転してから投げてもちゃんと速い球」との声が上がっている。

　一瞬、左腕に転向したかのような立ち姿だった。一塁方向に体を向けたが、グラブは左手にはめている。そこから体をひらりと開き、右腕でボールを投じた。牽制の練習とも違うようで、日本球界のエースはキャンプ早々独自の調整を取り入れていた。

　昨季は26試合に先発して15勝5敗、防御率1.68と圧倒的な成績を残し、NPB史上初となる2年連続投手4冠を達成。3大会ぶりの世界一が宿命づけられたWBCでも先発の柱として期待される。「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeでは、早速山本に熱視線。ファンからは「山本由伸さんがやると全て正しいように見える」「由伸はちゃんと考えて練習してる感じあっていいよなぁ」「なにやってんの？」「化け物すぎてサウスポーに転向するのか」などとコメントが寄せられた。