史上最年長43歳の大抜擢も? 最下位の中日は大混戦…WBCで読めないセ開幕投手争い

中日・大野雄大、阪神・青柳晃洋、巨人・菅野智之(左から)【写真:荒川祐史】
中日・大野雄大、阪神・青柳晃洋、巨人・菅野智之(左から)【写真:荒川祐史】

阪神は2年連続最多勝の青柳が有力か、DeNAはチームトップタイ11勝の大貫が候補

 プロ野球12球団は1日から各地でキャンプインした。3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控える中、シーズン開幕へ注目されるのが開幕投手争い。ここではセ・リーグの開幕投手候補を見ていきたい。

 巨人は菅野智之が昨季5年連続8度目の開幕投手を務めた。8度目の大役は上原浩治の7度目を抜いて球団最多。開幕投手で5勝も球団最多だ。昨季チームトップ12勝の戸郷翔征は侍ジャパンへ。10勝の菅野は順調な仕上がりでアピールできるか。対する中日は開幕投手争いが熾烈だ。20歳の高橋宏斗は侍ジャパンで抜ける中、エース大野雄大は2年連続5度目の大役を目指し、10勝の小笠原慎之介、9勝の柳裕也らと争っている。楽天から移籍した涌井秀章も経験は豊富だ。

 阪神は2年連続開幕投手を務めた藤浪晋太郎がアスレチックスへ移籍。2年連続最多勝に輝いた青柳晃洋が3月31日のDeNA戦(京セラドーム)で大役を任されることが有力だ。対するDeNAはエースの今永昇太が侍ジャパンへ。昨季は今永と並ぶチームトップの11勝を挙げた大貫晋一が有力候補となりそうだ。

 球団初のリーグ3連覇を目指すヤクルトは、小川泰弘が3年連続7度目の開幕投手を目指す。昨季は10勝以上の投手がいなかった先発の整備が課題。8勝の高橋奎二は侍ジャパンに召集され、ベテラン・石川雅規には史上最年長43歳の開幕投手の可能性はありそうだ。対する広島は大瀬良大地が5年連続5度目の大役に期待がかかる。チーム唯一の2桁10勝を挙げた森下暢仁は右肘手術からリハビリ中。8勝の床田寛樹も故障からの復活を目指している。大瀬良は昨季終盤の不振を払拭することができるか。

(Full-Count編集部)

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