WBCに苦い思い出のマリナーズ エースの辞退に“安堵”も…ファン複雑「信じられない」

マリナーズのルイス・カスティーヨ【写真:Getty Images】
マリナーズのルイス・カスティーヨ【写真:Getty Images】

ルイス・カスティーヨ投手がWBCに出場しないと発表

 マリナーズは1日(日本時間2日)、ルイス・カスティーヨ投手が3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しないことを発表した。ドミニカ共和国代表としては先発陣の柱が1人抜け、痛手となりそうだ。

 地元紙「シアトル・タイムズ」は「5年1億800万ドル(約138億8800万円)で契約(延長)して莫大な投資をしたチームにとってはホッとする出来事だ」と伝えた。球団としてはシーズンに向け、エース右腕がWBCに参加しないことに“安堵”しているようだ。

 シーズン開幕を控えた3月に選手たちがWBCに参加することについては、球団も複雑な思いだ。スコット・サービス監督は「シーズン序盤なのに、彼らは非常に力の入る場面で投げることになる。何か月も(そういった場面で)投げていないのに。なので(WBCについては)いつも怪我を心配している」と語る。

 特にマリナーズには、WBCに対して苦い過去がある。2017年1月にドリュー・スマイリー投手をトレードで獲得も、3月にWBCに出場して左肘を故障し、6月にはトミー・ジョン手術を受けて1度も登板せずFAとなっていた。同紙は「傷を負った(スマイリーの)記憶がまだ残っているはずだ」と伝えている。

 しかし、マリナーズではドミニカ共和国代表としてフリオ・ロドリゲス外野手、新加入のテオスカー・ヘルナンデス外野手、そして、ディエゴ・カスティーヨ投手のWBC参加が見込まれており、1人参加できないエース右腕にファンからは「失望させられるニュースだ」「信じられない」「プレーさせてやれ!」と擁護する声も上がっている。

(Full-Count編集部)

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