「絶頂から底辺に落ちた」 球宴右腕がDFA→トレード…抑え剥奪に「イライラが募った」
マット・バーンズはレッドソックスをDFAとなりマーリンズにトレード
レッドソックスをDFAとなり、1月30日(日本時間31日)にマーリンズにトレードされたマット・バーンズ投手が、トレードの心境を明かした。2021年にはオールスターに選出されるも、昨年途中からは抑えを外れていた右腕は「全くの不意打ちだった」などと語った。米メディア「NBCスポーツ」が報じている。
「過去2シーズン浮き沈みはあったが、マット・バーンズは2023年もレッドソックスの一員になると信じる十分な理由があった」と同メディア。しかしDFA、さらには左腕リチャード・ブライヤーとのトレードでマーリンズに移籍となった。
2021年8月のブルージェイズ戦での「悲惨な投球」により、抑えを剥奪された。その後も長く負傷者リスト(IL)入りし、2022年は44試合の登板で防御率4.31、8セーブで「終盤はマシな投球を見せたが、レッドソックスで重要な場面で投げる役目に戻る姿は描きにくかった」と指摘された。
バーンズは「おそらく自分1人のことの中では、キャリアの中で最もイライラが募った時期だった。(2021年)オールスターに選出されたと思ったらポストシーズンロースターに登録されず、その後また2か月酷い時期が続いて、さらにその先2か月はIL入り。瞬く間に絶頂から底辺に落ちた」と振り返っている。
元同僚のオールスター選手ムーキー・ベッツやジャッキー・ブラッドリーJr.ら、2011年のドラフトで鳴り物入りで加入した最後のメンバーであるバーンスもチームを去ることに。レッドソックスでのキャリアの終わり方を「ほろ苦い結末になった。私がどこへ行こうとも、チームメートと達成した数々のことを誰も取り上げることはできない。つまり、我々は何度か地区優勝し、ア・リーグ優勝決定シリーズにも進出し、ワールドシリーズも制覇した。だから、レッドソックスでの時間に対して憎しみはない」と語った。
通算429登板、47セーブと経験豊富な元守護神が、新天地で再起を図る。
(Full-Count編集部)