“超不運”な元巨人助っ人が引退宣言 初出場でアキレス腱断裂…日本にも感謝

引退を発表したエリック・テームズ(写真はブルワーズ時代)【写真:Getty Images】
引退を発表したエリック・テームズ(写真はブルワーズ時代)【写真:Getty Images】

メジャー通算96発のテームズ、巨人で見舞われた悪夢

 2021年に巨人へ入団したものの、初めて出場した1軍の試合でアキレス腱を断裂、そのまま退団していたエリック・テームズ外野手が15日(日本時間16日)、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。わずかな期間しかプレーできなかった日本のファンにも感謝を口にしている。

 テームズは「ついにこの日が来た」で始まる投稿で引退を宣言している。「私はこの14年間、野球を自分の職業と呼べたことはとても恵まれている。一生続く友情。そして、いつまでも話すであろう思い出の数々」とつづったのち「私が浮き沈みしていたときも応援してくれたアメリカ、カナダ、ベネズエラ、韓国、台湾、日本のファンには感謝してもしきれない」とした。

 2011年にブルージェイズでメジャーデビューしたテームズは、いきなり12本塁打。2014年には韓国のNCダイノスと契約して3年間で124本塁打、2015年にはシーズンMVPの大活躍を見せた。2017年にはブルワーズでメジャー復帰し、3年連続2桁本塁打を記録している。メジャーでは通算96本塁打。2021年に巨人入りし、初の1軍出場となった4月27日のヤクルト戦(神宮)で左翼守備の際に転倒、右アキレス腱断裂と診断され手術のため帰国。1試合出場、2打数無安打という記録だけが残った。

 巨人時代にはそり落としていたものの、雄大なひげがトレードマークだった。引退メッセージでも「ひげを大量に蓄えた私のスタイルをサポートしていただいてありがとう。アフロともみあげを蓄えたスタイルから、バイキング風の髭まで。私は皆さんを楽しませるために最善を尽くした」と、こだわりを見せている。

(Full-Count編集部)

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