「勝てるチャンスがあると思った」元鷹助っ人が10億円でエ軍入りを決めたワケ

エンゼルスに入団したマット・ムーア【写真:小谷真弥】
エンゼルスに入団したマット・ムーア【写真:小谷真弥】

エンゼルス入りのムーアは昨季レンジャースで63試合登板とフル回転

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスと1年755万ドル(約10億4000万円)で合意したマット・ムーア投手が日本での経験を回顧した。2020年にソフトバンクに所属して13試合の登板で6勝3敗、防御率2.65でリーグ優勝に貢献。「ソフトバンクではよく勝っていたから、楽しかった」などと語った。

 ソフトバンク時代のムーアは6月に初登板も、故障で離脱。それでも8月に復帰すると安定した投球で勝利を積み重ねた。日本での経験を「素晴らしかった。全ての試合で勝っているようだった。勝てるという期待感があったし、チームはいい雰囲気だった」と懐かしんだ左腕。「2020年はパンデミックだったけど、妻と息子も楽しんでいたようだ。2021年は戻るつもりだけど、うまくいかなかった」と明かした。

 結局1年で日本を去り、フィリーズ、レンジャーズを経て今季はエンゼルスでプレーする。昨季は救援として63試合の登板で5勝2敗、14ホールド5セーブ、防御率1.95とフル回転。飛躍の要因を「フルタイムでブルペンに転向したことだ。今持っている最高の球を投げるという意識に変わった。先発投手ではそういかない。このことは大きかった」と自己分析した。

 エンゼルスとの契約に「いくつか理由はあるけれど、勝てるチャンスがあると思った。このチームが(去年と比べて)飛躍できないとは思わない。昨年対戦して、最初の数か月は、本来の力を出していたと思う。才能ある選手がいて、先発陣は固い」と自信を見せたムーア。今季は大谷とのリレーが多く見られそうだ。

(Full-Count編集部)

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