NPBでは「イライラしたよ」 メジャー復帰へ奮闘中…元助っ人が日本で得た“収穫”

昨季ロッテに在籍したタイロン・ゲレーロ【写真:荒川祐史】
昨季ロッテに在籍したタイロン・ゲレーロ【写真:荒川祐史】

元楽天のブセニッツと元ロッテのゲレーロはレッズのキャンプに招待参加中

 昨季まで楽天で4年間プレーしたアラン・ブセニッツ、昨季ロッテに在籍したタイロン・ゲレーロ両投手は今季レッズとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加している。ブセニッツは新たな球種を習得したことで投球の幅を広げ、ゲレーロはコントロールが向上したとNPBでの“収穫”をあげている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えている。

 コロンビア出身のゲレーロは昨季ロッテで49登板。204センチの長身右腕は最速163キロを計測した速球を武器に24ホールドをあげた。選球眼の良い日本の打者と対戦を重ねていくうちに自然と制球力が向上したという。「カウントを有利にするにはストライクを投げることが必要だったので、コントロールが良くなった。日本の選手はあまりストライクゾーン外のボールを振らない」と振り返っている。

 ブセニッツは楽天の4年間で165試合に登板。9勝18セーブ56ホールドをマークした。日本でスプリットとカットボールを習得し、特にカットボールは右腕の大きな武器になっている。日米の打者を比較して、日本では追い込まれた打者は「バットを短く持ち、ファウルで粘る」と説明。そうしたアプローチに「イライラしたよ」。忍耐強さも学んだようだ。

 ゲレーロはマーリンズで2018年に60試合、2019年に52試合に登板した。ブセニッツはツインズで2017年に28試合、2018年に23試合に登板したキャリアがある。NPBでの経験を生かし、再びメジャーのマウンドに戻れるか。今後の歩みが注目される。

(Full-Count編集部)

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