エ軍スタッシー「いつか日本のファンに会えれば」 WBCイタリア代表を無念の辞退

エンゼルスのマックス・スタッシー(左)と大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスのマックス・スタッシー(左)と大谷翔平【写真:ロイター】

WBCイタリア代表に内定していたものの妻の妊娠のため出場を辞退

 エンゼルスのマックス・スタッシー捕手が26日(日本時間27日)、正捕手死守へ意欲を燃やした。昨季は102試合出場して大谷翔平投手ら投手を引っ張ったが、打率.180と打撃不振に苦しんだ。31歳と経験豊富な捕手は「毎日チームに貢献できるようにしたい。捕手としても打席でも貢献したい。そして毎日を楽しみたい」と意気込みを語った。

 チームの正捕手争いでは昨季途中にトレード加入した23歳のローガン・オハッピーが存在感を見せている。「アメージング。長いことメジャーでプレーするだろう。全ての能力を兼ね備えていると思うし、考え方も素晴らしい。とてもいい選手で、明るい性格の持ち主だ」と目を細める。正捕手争いは熾烈だが、「なるようになる。全てを出すことしか考えていない」と鼻息を荒くした。

 WBCイタリア代表に内定していたが、妻の妊娠のため出場を辞退した。「アメリカを離れたくなかった。彼女が台湾に行けないので。(米国に留まって)落ち着きたかった」と話した。準々決勝で侍ジャパン、さらに同僚の大谷翔平投手との対戦へも意欲を燃やしていた。「日本のファンにも出場できなかったことを『謝っている』と、伝えてほしい。いつか出場して、日本のファンにも会えればいい」と話した。

 WBCでは大谷vsトラウトが実現するか注目されている。「ショウヘイは球種を10個持っているからね。とてもいい対戦になるだろう。どうなるか分からないから、私も対戦を見てみたいよ」と直接対決の実現を望んでいた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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