“宇田川会”が転機…ダルビッシュも驚く“成長”「チームの中心で笑い取ってくれる」

侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:小林靖】
侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:小林靖】

「手の届かない所に行ってしまった」

 野球日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手(パドレス)が27日、宮崎キャンプ最終日に取材に応じた。MLB組では唯一キャンプに参加し、若手選手と積極的にコミュニケーションを図った。当初はチームに馴染めなかったという宇田川優希投手(オリックス)に対しても気遣いを見せた右腕は「チームの中心で笑いを取ってくれる」と“成長”ぶりをジョークを交えて明かした。

 硬い表情だった侍ジャパン合流時とは別人のよう。笑顔で練習に取り組む宇田川についてダルビッシュは「チームの中心で、笑いを取ってくれる」と語った。20日に行った投手会では、気疲れしていたという宇田川を気遣って“宇田川会”と名付けるなど配慮。その効果か、宇田川は今やすっかりチームに溶け込んでおり、「前も言いましたけど、手の届かない所に行ってしまって、寂しい気持ちもあります」とジョークも交えて語った。

 ダルビッシュの気遣いで一体感を強めた侍投手陣。「去年のパドレスは仲が良かった。孤立するとうまくいかないこともある。今の日本にはこういうことが必要」。自身の成功体験を侍ジャパンに還元している。

(Full-Count編集部)

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