大谷翔平、新ルールを生かす“技あり打” 敵軍エースお手上げ「去年だったらアウト」

第1打席で中前打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
第1打席で中前打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ジャイアンツのエース・ウェブ「シフトがあったらアウトだった」

■エンゼルス ー ジャイアンツ(オープン戦・日本時間28日・テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地・ジャイアンツとのオープン戦に「3番・指名打者」で先発出場した。初回に中前打を放ち、2試合連続安打をマークした。昨季15勝を挙げたエースのウェブから結果を出し、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ順調に調整を進めた。

“技あり”の一打は初回1死一塁だった。右腕ウェブのフォーシームをピッチャー返しした。名手・クロフォードのグラブの先を抜ける一打。極端なシフトが許された昨季までなら、内野手が守っていてもおかしくない打球方向だった。ウェブは「シフトがあったらアウトだった。今後はセンター方向へたくさん打たれないことを祈っている。過去2年間は常に誰かが守っていた。去年だったらアウトだったのに。低めに投げるなど違うことをする必要があるかも」と唇をかんだ。

 試合前のウォームアップ中、ウェブは大谷へ帽子をとって挨拶をしたという。「クールだった。試合前に挨拶することができた。彼みたいな男と会えることは、特別なことだ」と感激。トラウト、大谷らが並ぶ強力打線について、「球界最高の選手たちと対戦しないといけない。彼らと対戦するのは初めてだ。対戦できたことはクールなことだ」と振り返っていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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