鉄腕が“惚れた”鉄腕「僕、ファンなんですよ」 頼れる男気…DeNA助っ人の魅力
エスコバー「試合で投げられる、その事実が幸せ」
五十嵐「あれだけ多くの試合で投げるには体力はもちろん、怪我をしない体が必要ですよね?」
エスコバー「オフにしっかりウエートトレーニングをして体を作ります。シーズン中には体のメンテナンスも大切にしています」
五十嵐「シーズン中は状態がいい時ばかりではない。何をモチベーションにしてマウンドに上がっていますか?」
エスコバー「僕は調子がどうであっても、試合になればいつも一緒。変わらない状態でマウンドに上がっています。メンタル面も特に浮き沈みなく、特にモチベーションを上げることもなく、一定の落ち着いた状態を保つようにしています」
五十嵐「僕、アレが大好きなんですよ。あの『男は黙って投げるだけ』っていう言葉。エスコバー選手にピッタリですから」
エスコバー「あぁ、ありがとうございます。うれしいですね(笑)」
五十嵐「まさにあの言葉通り、どんな試合状況でもマウンドに上がって、自分の仕事に徹する姿が本当に格好いいと思います」
エスコバー「僕はどんな場面で投げるか、あまり気にしていません。必要とされれば負け試合でも投げますし、追う展開の時は『まだまだ勝てる』と思って投げています。自分にとっては、どんな場面であれ、試合で投げられる、その事実が幸せなんです。与えられた仕事に専念するのみ」
五十嵐「投げられるだけで幸せ、か。さすがですね。今年も活躍を期待しています!」
エスコバー「ありがとうございます!」
DeNAには山崎、三嶋、伊勢大夢、入江大生、そしてエスコバーと、7回以降の終盤を安心して任せられる投手が多い。その中でも、淡々とアウトを積み重ねて「男は黙って投げるだけ」という言葉を笑顔で繰り返す“男気”エスコバーは、今季も救援陣にとって頼れる大黒柱のような存在となるはずだ。
(佐藤直子 / Naoko Sato)