宇田川、急落フォークで韓国翻弄 ダルビッシュの言葉で自信深めた“世界デビュー”

韓国戦の7回に登板した宇田川優希【写真:Getty Images】
韓国戦の7回に登板した宇田川優希【写真:Getty Images】

宇田川はダルビッシュ同僚のキム・ハソンからフォークで空振り三振に「自信になりました」

 野球日本代表「侍ジャパン」の宇田川優希投手(オリックス)は10日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」の韓国戦(東京ドーム)で“世界デビュー”した。7回から3番手として登板し、1回2奪三振の3者凡退に抑えた。「持ち味の真っ直ぐとフォークを見せたいなと思って投げました。自信になりました」と表情を緩めた。

 憧れの男をうならせる快投だ。7回1死からエドマン(カージナルス)を151キロで三邪飛。続くキム・ハソン(パドレス)を低めのボール球になるフォークで空振り三振に仕留めた。登板後、ダルビッシュから「ナイスピッチング」と声をかけられ、その後の言葉で自信が深まったという。

「キム・ハソン選手はダルビッシュさんと同じチーム。『そんなにボール球を振る選手じゃないけど、ボール球のフォークを振ったということはいいフォークだと思うから』と言ってくださった。自信になりました」

 2020年育成ドラフト3位でプロ入りし、昨年7月末に育成から支配下登録されたばかり。宮崎強化合宿ではなかなか溶け込めずにいたが、今はどこ吹く風だ。「本当にすごい急展開。最初は気持ちもついていけなくて、野球以外でも大変だなという部分はあったが、チームに慣れてきて、自分のパフォーマンスも出せて成長しているなと思っている。いい日々を過ごせています」。24歳のシンデレラボーイは初々しい表情を浮かべていた。

(Full-Count編集部)

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