ひたむきチェコ、一夜でファン急増「昨日のMVP」 リスペクト精神に日本列島が虜

11日の試合後、観客の声援に応えるチェコ代表【写真:荒川祐史】
11日の試合後、観客の声援に応えるチェコ代表【写真:荒川祐史】

エスカラは佐々木の162キロを右膝に受け倒れ込むも全力疾走

「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」で11日、チェコ共和国は東京ドームでの日本戦に2-10で敗れた。大敗も、佐々木朗希投手(ロッテ)の162キロを膝に受け悶絶しながらも、痛みをこらえながら一塁へ走ったエスカラや、試合後に侍ナインを拍手で称える姿に「エスカラの走るとこカッコよすぎた、これからも応援したい」「スポーツってこうだよねって、素敵だよねって改めて思わされた。今日からファンになります!!」と応援する人々が“急増”している。

 最もファンの心を打ったのは、4回1死だった。佐々木がひっかけた162キロ剛速球は7番・エスカラの膝に直撃し、苦悶の表情で倒れ込んだ。しかし痛みに負けずに立ち上がって一塁へ。ファウルゾーンを全力疾走して状態を確認し、歩み寄ってきた山川穂高内野手(西武)の気遣いに応じて会話を交わした。佐々木から降板時に頭を下げて謝罪されると、笑顔で応じた。

「痛いはずなのに大丈夫だよと走る姿に超感動」「当ててしまったピッチャーの事も気遣い、大丈夫アピールのため走る姿が感動的でした。昨日の試合のMVPです」と続々エールが。試合後にはベンチを飛び出して勝利した侍ナインに拍手を送るなど、全力プレーと清々しい態度は日本ファンの心をも惹きつけた。

(Full-Count編集部)

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