大谷翔平が「ユニホーム欲しい?」 チェコ代表が明かす“おねだり”の真相と奇跡
日本のファンの声援に「鳥肌が立った」
日本とチェコとの一戦は、お互いの紳士的なふるまいも話題になっていた。4回に死球を受けて悶絶したウィリー・エスカラ内野手が、当てた佐々木朗希投手(ロッテ)に怒ることもなく、淡々とプレーした姿勢や、試合後に侍ナインへ拍手をする姿などが、日本でも称賛されていた。
それもあってか、12日のチェコー韓国戦では日本人の観戦者が急増。侍ユニホーム着用しチェコにエールを送る人も多かった。スモラもファンの声援に驚いていた。
「応援してくれて鳥肌が立った。全員にとって信じられないほど素晴らしい経験。誰もがこんな大勢のファンの前でプレーしたのが初めてだった。日本のファンは両方のチームをしっかり応援してくれる。韓国戦でも、試合が終わっても拍手をし続けてくれた。(自分たちと日本のファンは)お互いに好き同士だね。いいことだ」
ファンだけでなく、試合後には大谷もインスタグラムにチェコ国旗と「respect」の文字を投稿。「そうしてくれて嬉しいよ。彼はいい人だ」とスモラ。チェコ代表は今夜、飛行機で帰国予定のため、観光はできず。「皇居、東京タワー、渋谷のスクランブル交差点に行ってみたかった」と残念がったが、日本での出来事は忘れられないものになったようだった。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)