侍J、準決勝の相手がメキシコに決定 4点差を大逆転で初の4強、エ軍左腕が先発へ

プエルトリコ代表を破ったメキシコ代表【写真:Getty Images】
プエルトリコ代表を破ったメキシコ代表【写真:Getty Images】

プエルトリコは守護神ディアス離脱が痛恨

「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝ラウンド」のメキシコ代表とプエルトリコ代表の試合が17日(日本時間18日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、メキシコが4点差を逆転する5-4で勝利し、初の4強進出を決めた。これにより、野球日本代表「侍ジャパン」が20日(同21日)に戦う準決勝の相手がメキシコに決まった。メキシコ先発はエンゼルスで大谷翔平投手と同僚のパトリック・サンドバル投手の予定となっている。

 序盤はプエルトリコが優位に試合を進めていた。プエルトリコは初回に1点を先制すると5番のハビアー・バイエズ内野手(タイガース)が右翼席への2ランを放った。さらに、続くエディ・ロサリオ外野手(ブレーブス)がバックスクリーンに本塁打を放ち、4点を奪い試合を支配していた。

 その後、プエルトリコ2点リードの7回に4番手でアレクシス・ディアス投手(レッズ)が登場。マウンドに上がる際は、15日(同16日)のドミニカ共和国戦で歓喜の中、右足を負傷し、車椅子で退場した兄のエドウィン・ディアス投手(メッツ)の“世界一有名な登場曲”ティミー・トランペットの「Narco」で登場した。“粋な演出”で登板したが、1死も奪うことができず、無死満塁で降板。その後、5番手のホルヘ・ロペス投手(ツインズ)が逆転を許した。

 プエルトリコは第3回、第4回大会で2大会連続で準優勝していたが、守護神の離脱が大きく響き、今大会は準々決勝で姿を消した。侍ジャパンとメキシコの対戦は第1回大会の2006年以来となる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND