“大谷翔平先生”によるメキシコ左腕対策 左打者キラーも…村上らに早くも伝授

侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】

メキシコ代表サンドバルは昨季左打者に対して被打率.151と滅法強かった

 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)が“仲良し同僚”の攻略へ一役を買っているようだ。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝でメキシコ代表と対戦。エンゼルスで同僚のパトリック・サンドバル投手の先発が予定されているが、早くもチームメートへ攻略法を伝授しているようだ。

 大谷とサンドバルの仲の良さはチーム内でもピカイチ。昨季中も水原一平通訳を交えて焼肉に行くなど仲が良かったが、今年は“グレードアップ”。シアトルのトレーニング施設「ドライブライン」へ一緒に通い、練習中はお互いのキャッチボール相手に。さらに食事を共にするなど性格も熟知している。そんな左腕が侍ジャパンの世界一奪回の前に立ちはだかる。二刀流は村上宗隆内野手(ヤクルト)、近藤健介外野手(ソフトバンク)ら打者陣へ対策を伝授しているようだ。

 村上「(大谷と)少し話をしました。映像も見ました。来た球をしっかり打てるように頑張りたいなと思います」

 近藤「翔平の同僚が先発予想なので、翔平にちょっと聞きました。スライダーと外のチェンジアップ、とは話してもらいました」

 昨季6勝9敗、防御率2.91の好成績を残したサンドバルは、スライダー、チェンジアップを武器とする。昨季スライダーは被打率.205、チェンジアップは被打率.213と安定感が光り、左打者には被打率.151(右打者は被打率.271)と滅法強かった。

 上位からヌートバー、近藤、大谷、村上、吉田ら左打者が並ぶ侍ジャパン打線。二刀流の情報が貴重な鍵となりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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