侍に惜敗の米国には「代わりに入れたい投手が40人」 “最強”揃わず米記者が嘆き

侍ジャパンに敗れたWBC米国代表【写真:Getty Images】
侍ジャパンに敗れたWBC米国代表【写真:Getty Images】

カーショーが辞退を強いられるなど、投手の構成に課題があった?

 6年ぶりに復活したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本の14年ぶり優勝で終わった。決勝で日本に2-3で敗れた米国では、選手選考が予定通り進まなかったことにメディアから嘆きの声が上がっている。

 米バージニア州のメディア「WVSportsNow」のマイク・アスティ氏は「米国が2017年に獲得したWBCタイトルが1つあるのはいいことだけど、他の国と違って米国代表がほとんどの大会で最高のチームを構成できなかったことは残念だ。最高の米国代表チームが2023年の決勝で日本と対戦していたらと想像してほしい」とし、今回の代表もベストのメンバーではないとした。

 これに対しインディアナ州の地元紙「インディアナポリス・スター」のダスティン・ドパイラク氏は「投手の問題は、本当に受け入れがたいことだ。私が覚えている限り、打線は(今大会が)最高のラインアップだった。(ラインナップで)欠けている選手は、すぐには思いつかない。でも、代わりにメンバーに入れたい投手が30人か40人ほどいる」と、投手の構成に課題があったとした。

 決勝戦の先発は、昨季13勝を挙げたメリル・ケリー投手(ダイヤモンドバックス)だったが、韓国プロ野球でのプレーが長くメジャーでは通算36勝。今大会はクレイトン・カーショー投手(ドジャース)が出場を熱望していたものの最終的に辞退を強いられるなど、メジャー開幕直前ということで投手選考の難しさは相変わらずだった。3年後の大会では、最強メンバーの編成があるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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