大谷翔平の“名言”は世界に影響 韓国スターも虜に「私たちもファンの方のために」

韓国代表のイ・ジョンフ(左)と侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】
韓国代表のイ・ジョンフ(左)と侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷は優勝後に「韓国や台湾も中国も、野球を大好きになってもらえるように」と発言

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、1次ラウンド敗退に終わった韓国では、様々な敗戦の理由が語られている。チームの中心選手として戦ったイ・ジョンフ外野手(キウム)は「我々の実力通り」だとまず受け入れて、再出発の機会にしなければならないと説く。また大谷翔平投手(エンゼルス)の言動にも大きな影響を受けた様子だ。

 韓国のテレビ局「MBC」が報じている。インタビューの中でイ・ジョンフは、WBCの敗戦について「我々の実力通りの成績だと受け入れなければならない。あまりにも残念だが認めることは認めて、また立ち上がる良いきっかけにしたい」と語っている。

 また、日本代表の大谷の言動から学ぶことが多かったという。大谷が優勝後のインタビューで、「日本だけじゃなくて韓国や台湾も中国も、もっともっと野球を大好きになってもらえるように、その一歩として優勝できたことがよかった」と発言したことについて「そういう言葉を言ってくれたのはとてもすばらしかった。私たちもファンの方のために、もっといい結果を残さなければならないと思いました」と脱帽だ。

 韓国代表は、3大会連続の1次ラウンド敗退という物足りない結果に終わったが、イ・ジョンフ自身はWBCで一定の手ごたえを感じている。ダルビッシュ有投手(パドレス)から安打を放つなど、打率.429、5打点。帰国してすぐに韓国プロ野球のオープン戦に出場し、こちらでも9試合で打率.421、2本塁打と爆発中だ。(26日現在)

 より速い球への適応を目指して、オフには打撃フォームを改造した。「WBCがあって、試合間隔も早く仕上がっている。今年はもっといい成績を残したくて打撃フォームを変えたので……」とシーズン開幕へ向け上々の仕上がりの様子だ。

 今季終了後には、ポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦をすでに球団に願い出て、承諾されている。父は元中日のイ・ジョンボム氏、さらに名古屋生まれのイケメンということもあって日本でも注目度が上昇中だ。

(Full-Count編集部)

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