昨夏V仙台育英、あと1死から同点も…延長サヨナラ負けで夏春連覇ならず 4強出揃う

仙台育英・須江航監督【写真:小林靖】
仙台育英・須江航監督【写真:小林靖】

9回に相手ミスに乗じて同点に追いつくも…

 阪神甲子園球場での「第95回記念選抜高校野球大会」は第10日の29日、第4試合で甲子園夏春連覇を目指した仙台育英(宮城)が報徳学園(兵庫)に延長タイブレークの末に4-5のサヨナラで敗れ、準々決勝で姿を消した。

 先発した仁田陽翔投手(3年)は初回2死から2者連続四球と安打で満塁のピンチを招くと、報徳学園の6番西村大和内野手(2年)に右前2点適時打を浴びた。仙台育英は2回途中からマウンドにエースの高橋煌稀投手(3年)を送り出し、3回からは継投で踏ん張った。

 2点ビハインドで迎えた9回は2死まで追い込まれるも、四球と相手中堅手の落球で1点差に。さらに2死二塁となって4番の齋藤陽外野手(3年)が左前に値千金の同点タイムリーを放ち、土壇場で追いつく意地を見せた。

 無死一、二塁から始まるタイブレーク制の延長10回に1点を勝ち越すも、その裏に悪送球なども絡んで同点に追いつかれ、最後は2死満塁から4番手の田中優飛投手(3年)が左翼線にサヨナラ打を浴びて力尽きた。

 これで今大会のベスト4が出揃った。休養日を挟んで31日の準決勝は、第1試合で山梨学院(山梨)-広陵(広島)戦、第2試合で大阪桐蔭(大阪)-報徳学園戦が行われる。

(Full-Count編集部)

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