ヌートバー、初開幕スタメンも「WBCで緊張慣れた」 “TATSUJI”出迎えは「クール」

カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】
カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

「2番・左翼」で出場…両親が見守る前で4打数1安打2四球

■Bジェイズ 10ー9 カージナルス(日本時間31日・セントルイス)

 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が30日(日本時間31日)、本拠地で行われたブルージェイズ戦に「2番・左翼」で自身初の開幕スタメンを果たし、4打数1安打2四球1得点だった。両親が見守る前で8回の逆転劇を演出するなど役目を果たしたが、最後の打者となって接戦をものにできず、試合後は「望んだ結果ではなかったけど、ポジティブなことも沢山あった」と淡々と振り返った。

 四球、二ゴロ、一ゴロで迎えた第4打席。5-5の6回2死一塁から、外角低めのスライダーにバットを合わせると打球は左前へ抜ける今季初安打となった。続くゴールドシュミットの右前打で一気に三塁を陥れる好走塁も見せ、この回1点の勝ち越しを演出。1点を追う8回無死からは四球を選び、逆転劇を呼び込んだ。しかし再び逆転を許した9回は空振り三振を喫してゲームセットとなった。

 初めての開幕スタメンは「少し緊張していた」という。しかし野球日本代表「侍ジャパン」の一員として第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を成し遂げた“たっちゃん”は「WBCを経験したことによって、緊張することに慣れた。なので、そこまで緊張はしなかった。開幕戦でファンの前でプレーすることは、エキサイティングだ」と逞しさを増した。

 8回の攻撃前には、本拠地のスクリーンに「TATSUJI」と大きな赤文字で映し出されて大歓声を浴びた。「とてもクールだった」と喜んだヌートバー。この日は「ペッパーミル・パフォーマンス」は行わなかったが「アンドリュー・キズナーが違うパフォーマンスを思いついたから、新案を考えている最中だ」と明かした。

(Full-Count編集部)

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