「ホームランは打たなくていい」“ポン酢”で甲子園を去る広陵・真鍋に求める成長

広陵・真鍋慧【写真:荒川祐史】
広陵・真鍋慧【写真:荒川祐史】

“広陵のボンズ”こと真鍋は無安打、20年ぶりの春決勝ならず

「第95回記念選抜高校野球大会」は31日、阪神甲子園球場で準決勝が行われ第1試合では、広陵(広島)が1-6で山梨学院(山梨)に敗れて決勝進出を逃した。今秋のドラフト候補で「3番・一塁」で出場した真鍋慧内野手(3年)は3打数無安打に終わり、涙を飲んだ。

 初回の第1打席は四球、第2打席以降は山梨学院バッテリーの厳しい内角攻めにしてやられた。1死一、三塁で迎えた第2打席では高めの釣り球にバットが空を切り三振。昨秋の神宮大会では三振ゼロで、三振しないことが1つの持ち味でもあるが、今大会初の空振り三振となった。第4打席ではセンター方向へライナーを弾き返すも、中堅手の好守に阻まれた。

 試合終了をネクストバッターズサークルで見届けると、目を赤らめてグラウンドを後にした。真鍋は「悔しいです。チャンスでランナーを返せず、敗因の1つかなと思います」と肩を落とした。序盤の内角攻めから、第3打席以降は内角のボールに狙いを定めたが「球速以上に真っすぐが伸びてきていた」と、相手先発・林謙吾投手(3年)を捉えることが出来なかった。

「ポン酢」のハッパに奮起して3安打も…

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