韓国に渡った元助っ人、1球も投げずに解雇の危機 超シビアな現実…陥った“苦境”

昨季までロッテでプレーしたエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】
昨季までロッテでプレーしたエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】

昨季千葉ロッテで8勝のロメロ、SSGでもエース格と期待されたが…

 中日、ロッテと日本球界で計4年プレーしたエンニー・ロメロ投手が、今季から身を投じた韓国球界で「1球も投げずにクビ」という危機を迎えている。1日の韓国プロ野球開幕を前に「OSEN」などの韓国メディアが報じた。

 ロメロは今季からSSGに加入し、先発の一角として大きな期待を集めていた。ただオープン戦では一度も登板がなく、記事は「沖縄キャンプの際に肩の痛みを訴えた。現在は(2軍の本拠地)江華島で体調をチェックしている状況だ」と現状を伝えている。

 韓国プロ野球では外国人枠が各球団3人に限られていることもあり、夏の補強期限までは不振の選手が入れ替えられることも多い。SSGのキム・ウォンヒョン監督は1日の開幕戦前にロメロについて「ただ待っているわけにはいかない。判断をしなければならないようだ」と話し、「(新外国人と)交代の可能性があるか」という質問にうなずいたという。

 SSGは昨季の韓国プロ野球優勝チーム。記事は「SSGには大きな悩みがある」とこの現実を伝えている。昨季は千葉ロッテで20試合に先発し8勝9敗、防御率3.36という好成績を残したロメロ。苦境を脱することはできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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