藤浪晋太郎の高速スプリット「見えなかった」 エ軍1番打者は脱帽「ワオ」
ウォードは150キロのスプリットに空振り三振「ファウルにできなかった」
■エンゼルス 13ー1 アスレチックス(日本時間2日・オークランド)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手は1日(日本時間2日)、本拠地のエンゼルス戦でメジャー初登板初先発。3回途中3四球5安打8失点と打ち込まれ、メジャー初黒星を喫した。エンゼルス打線はどう見たのか。1番のテイラー・ウォード外野手は「打線2巡目の対戦ということがみんなにとって良かったのかもしれない」と振り返った。
ウォードは3回無死二、三塁では初球の甘く入ったスライダーを中前適時打とした。チームは2回まで4奪三振無安打だった。「彼の直球はとてもいい。ランナーを置いての打席だったので彼がオフスピード系を投げるかもしれないと思ったので準備していた」と振り返った。
初回先頭ではスプリットに空振り三振。この勝負球には衝撃を受けたようだ。「彼が投げたのは94マイル(実際は93.3マイル、約150.1キロ)だったと思うが、見えなかった。スイングした後『ワオ』と思った。ファウルにできなかったことに自分で驚いた。だから脱帽だよ。とても良かった。きっと忘れないと思う」と目を丸くしていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)