巨人・戸郷が侍J“最速勝利” バースデー祝う好投、ブリンソン5安打6打点大暴れ

巨人・戸郷翔征【写真:小林靖】
巨人・戸郷翔征【写真:小林靖】

WBCでは救援2試合で登板し、3大会ぶり世界一に貢献

■巨人 9ー0 DeNA(4日・横浜)

 巨人の戸郷翔征投手が4日、敵地・横浜スタジアムで行われたDeNA戦に今季初登板初先発し、6回5安打無失点の好投で“侍白星”に1番乗りした。23歳の誕生日を迎えたこの日は巨人が9-0で勝利。戸郷が、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの優勝を成し遂げた侍ジャパンの投手陣の中で、大会終了後初の勝ち投手となった。

 WBCの激戦の疲れも、“燃え尽き”も全く感じさせない。戸郷は初回から2死一、二塁のピンチを背負うも、ネフタリ・ソト内野手を遊ゴロに仕留め、先制点を与えない。一方、巨人打線は3回に新外国人ルイス・ブリンソン外野手の来日初安打がバックスクリーンへの先制1号ソロとなり、続く4回にも2死満塁の好機に、ブリンソンがセンターオーバーの2点二塁打を放ち、援護点を積み上げた。結局、戸郷は6回100球、5安打5奪三振無失点でマウンドを降りた。

 戸郷はWBCではリリーバーとして2試合に登板し、計5イニング2安打9奪三振1失点、防御率1.80。決勝の米国戦では2-1と1点リードして迎えた3回から2イニングを投げ、2四球を与えたものの無安打2奪三振無失点に抑え、試合の流れを呼び込んだ。

 侍ジャパンの投手陣では、これまでにエンゼルス・大谷翔平投手が3月30日(日本時間31日)のアスレチックス戦で6回無失点の快投を演じたものの、最終的にチームが敗れるなど、勝ち投手は生まれていなかった。

 また、打線は14安打9得点と奮闘。新助っ人のブリンソンは史上72人目(77度目)のサイクル安打を逃すも、5打数5安打6打点と大暴れし、打線を牽引した。

【動画】戸郷に誕生日プレゼント ブリンソンが放った豪快アーチ

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