吉田正尚を元楽天助っ人絶賛「ファンの心つかんだ」 巨大フェンス越え弾は「ワイルド」

メジャー1号を放ったレッドソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】
メジャー1号を放ったレッドソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】

RソックスOBのケビン・ユーキリス氏は2度WS制覇を経験

 レッドソックスの吉田正尚外野手を、球団OBで2014年に楽天でプレーしたケビン・ユーキリス氏が絶賛した。3日(日本時間4日)に放ったメジャー1号弾について「素晴らしいスイングだった。とてもワイルドな一打」と感嘆した。

 吉田は3日のパイレーツ戦の初回、外角高めの96マイル(約154.4キロ)速球を捉え、「グリーンモンスター」越えのメジャー1号2ランを放った。地元テレビ局で解説者を務めるユーキリス氏はこの一打に吉田の技術の高さが凝縮されていたとみる。「あの高めの球をフェアゾーンに打ち返し、しかもオーバーフェンスにした。彼の技術の高さを示した」と高く評価。そして、「グリーンモンスターを超える特大の本塁打はファンの心をつかんだ」と続けた。

 左翼後方にそびえ立つ高さ11.3メートルの「グリーンモンスター」はファンに愛され、本拠地フェンウェイ・パークの象徴とも言える。吉田はその象徴を遙かに越えるアーチで観客を沸かせた。現役時代に高い出塁率を誇った同氏はさらに「選球眼もいい。初対戦の投手に対応するのは難しいが、打者有利のカウントにすることで優位にしている」と分析する。

 ユーキリス氏はメジャー10年間で1061試合に出場し、打率.281、150本塁打、618打点をマーク。レッドソックスで2度ワールドシリーズを制覇し、ユニークな打撃フォームとハッスルプレーで人気選手だった。辛辣なファンが多いとされるボストンで成功する秘訣については「毎日自分のベストを出し切ることだ。ファンはよく見ている。勝利に貢献する姿勢を常に見せることが大事なんだ」と力説する。

 開幕6試合で打率.238、1本塁打、6打点。「まだ(投手と)お互いに学んでいるところだが、素晴らしいスタートを切ったことは大きい。いろいろな投手と対戦することで、メジャーにも慣れてくるだろう。WBCの活躍で素晴らしい選手であることはみんな分かった。日本でそうだったように、米国でも素晴らしい選手になると思う。どんな時でも自分を信じることが重要だ」とエールを送った。

(Full-Count編集部)

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