昨季首位打者アラエスがサイクル安打　マーリンズ初の快挙…MLB全球団から達成者誕生

昨季ツインズでア・リーグ首位打者、今年1月にトレード移籍した

■マーリンズ 8ー4 フィリーズ（日本時間12日・フィラデルフィア）

　マーリンズのルイス・アラエス内野手が11日（日本時間12日）、敵地で行われたフィリーズ戦で今季メジャー初のサイクル安打を達成した。MLB公式が「MLBで唯一サイクルヒットがなかったのが、マーリンズだった」と伝えたように、1993年の球団創設から30年目で初の快挙。同時に全30球団がサイクル安打を記録したことになる。

「3番・二塁」で先発したアラエスは、初回の第1打席に右二塁打。3回の第2打席は中直に倒れたが、6回の第3打席で“最難関”とされる三塁打をマークし、7回の第4打席に左越え1号ソロを放った。そして8回2死一、三塁から左前適時打で自身初の快挙達成となった。

　ツインズ時代の昨季、打率.316でア・リーグで首位打者に輝き、今年1月にトレードでマーリンズへ。3月のWBCではベネズエラ代表として出場した好打者が、また1つ勲章を手にした。