ヌートバー、1号同点2ランで勝利貢献 好機で2度の申告敬遠も…チームはサヨナラ勝ち

1号2ランを放ったカージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:ロイター】
1号2ランを放ったカージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:ロイター】

第3打席で復帰後初安打、本拠地のファンから大きな拍手

■カージナルス 5ー4 パイレーツ(日本時間17日・セントルイス)

 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が16日(日本時間17日)、本拠地でのパイレーツ戦に「7番・中堅」でスタメン出場。6回の第3打席で今季1号となる同点2ランを放つなど、2打数1安打2打点3四球だった。チームは延長10回に5-4でサヨナラ勝ちした。

 第1打席は見逃し三振、第2打席では四球を選び、第3打席で快音が飛び出した。2点ビハインドの6回、2死二塁から右腕・ケラーの内角高めを引っ張ると、弾丸ライナーで右翼席へ。打球速度109マイル(約175.4キロ)、飛距離382フィート(約116.4メートル)の一発となった。復活を待ちわびた本拠地のファンからは、大きな声援が送られた。

 その後は同点の8回に2死二、三塁で打席が回るも申告敬遠。10回にも1死二、三塁とサヨナラのチャンスも、一塁が空いていたために歩かされた。続くジョーダン・ウォーカー外野手が見逃し三振も、WBC韓国代表としてもプレーしたトミー・エドマン内野手が中前へサヨナラ打を放った。

 ヌートバーは、3月のWBCでは野球日本代表「侍ジャパン」の一員として、全7試合でリードオフマンを務めて世界一に貢献。自身初の開幕スタメンをつかむも、4月3日(同4日)に左手親指の挫傷のため、3月31日(同4月1日)にさかのぼって10日間の故障者リスト(IL)入りしていた。復帰戦となった15日(同16日)の同戦では3連続四球を選ぶなど、1打数無安打1盗塁だった。

(Full-Count編集部)

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