大谷翔平、頭部死球の危機に「次はお前の番だ」 相手捕手へ会心ジョークで見せた“神対応”

頭部付近への投球を避けるエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
頭部付近への投球を避けるエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

左腕の抜けたチェンジアップが頭部付近へ、敵軍捕手へブラックジョークをかました

■アスレチックス 11ー10 エンゼルス(日本時間25日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地・アスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、6回の右翼線二塁打で2試合連続安打をマークした。初回の第1打席ではあわや頭部死球となる“危険球”があったが、敵軍捕手シェイ・ランゲリアーズへ笑顔の“神対応”。一体、何があったのか。

 初回2死、左腕ウォルディチャックの2球目チェンジアップが抜けてきた。大谷の頭部付近を襲う“危険球”に。場内にブーイングが響く中、大谷は自軍ベンチへ両手を広げて“大丈夫ポーズ”。続けてランゲリアーズへ会心のブラックジョークをかました。

「次はお前の番だよ」

 100マイル(約161キロ)を超える剛速球に魔球スイーパーを持つ大谷は、27日(同28日)のアスレチックス戦のマウンドに上がることが決まっている。打者としては、ぶつけられたら、たまったものではない。「『なんてこった。分かったよ』って感じだった。お互い笑いながら会話をしていたよ」とランゲリアーズ。一触即発の雰囲気になりかねない危ないボールだったが、大谷は笑いに変えた。

 最終戦登板を控えた昨年10月4日(同5日)のアスレチックス戦でも右腕に死球を受け、一塁のセス・ブラウンに同じようなジョークをかましている。ランゲリアーズは「トラウトとオオタニは球界で最高の2、3番だ。本当に集中しなければいけないし、いいゲームプランも練らなければ」と、ただただフェアプレーを誓った。頭部死球の危機も笑いに。大谷のユーモアあふれるキャラクターが見えるシーンとなった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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