問題児465億円男は「偉大」 敵地“大ブーイング”もお構いなし…煽り返しに賛否

パドレスのフェルナンド・タティスJr.【写真:ロイター】
パドレスのフェルナンド・タティスJr.【写真:ロイター】

敵地で右翼を守るタティスには相手ファンから大ブーイング

 パドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手は、禁止薬物の陽性反応による出場停止処分が明け、20日(日本時間21日)にメジャー復帰した。敵地でのダイヤモンドバックス4連戦を終え、25日(同26日)からは敵地カブス戦。シカゴファンからは早速、容赦ないブーイングが浴びせられた。しかしタティスが、おどけたダンスで“対抗”。気にも留めない陽気な様子が話題となっている。

 5回裏の守備で、鈴木誠也外野手が放った打球をスライディングキャッチすると、スタンドからはブーイングも兼ねて「He’s on Steroids(彼はステロイドをやっている)」の大合唱。しかしなんのその、ブーイングに合わせて腰を振りながらダンスを見せると、ファンの声量はさらに過熱。軽快なステップを踏み、最後には客席に右手を向け、アウトカウントを確認する煽りっぷりだ。

 このダンスに、米メディアも大注目。「トーキン・ベースボール」が公開した動画には「笑ってしまった」「なんという愚か者」「彼のことは嫌いになれない」「タティスは野球にとって偉大」と賛否両論のコメントが寄せられている。2021年に14年3億4000万ドル(約464億8100万円)でパドレスと契約。球界を代表するスーパースターとして人気を集める24歳だが、薬物問題を経て、ファンからは厳しい視線を注がれることになった。しかし、華のあるプレーは健在。42本塁打を放った2021年のような成績を残し、ファンを黙らせることができるか。

【実際の動画】ブーイングに合わせて“挑発ダンス” タティスが見せた軽快ステップ

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