バウアー“日本デビュー戦”で初勝利 7回9K1失点…マウンドで絶叫、本拠地は熱狂
2軍戦では3試合に登板、中4日で1軍初登板初先発
■DeNA 4ー1 広島(3日・横浜)
DeNAの新助っ人トレバー・バウアー投手が3日、本拠地・横浜スタジアムで行われた広島戦で“日本デビュー”を果たし、7回7安打1失点の粘投で来日初登板初先発初勝利を掴んだ。球数は98球にまとめ、切れ味の鋭い変化球を武器に9三振を奪った。
バウアーが横浜で吠えた。7回2死二、三塁から、代打の松山を低め142キロ変化球で空振り三振に仕留めると、マウンドで右拳を強く握って絶叫。満員の本拠地は大熱狂に包まれた。失点は2回に広島デビットソンに被弾した6号ソロのみ。その後は立ち直り、8回から救援陣にバトンを繋いだ。
バウアーは、新型コロナウイルスの感染拡大でシーズンが短縮されたレッズ時代の2020年に5勝4敗、100奪三振、防御率1.73(最優秀防御率)をマークし、ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いた。3月にDeNAへの電撃加入が発表され、これまでイースタン・リーグでは3試合に登板。7回4失点だった4月28日の同西武戦から中4日で初の1軍マウンドに上がった。
この日のマウンド上では、刀を振り下ろすかのようなパフォーマンス「SWORDセレブレーション」を披露することはなかった。
(Full-Count編集部)