大谷翔平を昨季MVPが称賛「最高の投手の1人」 度肝抜かれた衝撃の魔球「変化がデカい」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ゴールドシュミットは投手・大谷に2三振を喫した「楽しかったよ」

■エンゼルス 6ー4 カージナルス(日本時間4日・セントルイス)

 エンゼルス・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地・カージナルス戦で自己最多に並ぶ13奪三振をマークした。日本人投手10人目の通算500奪三振に到達。「500奪三振&100本塁打」はベーブ・ルース以来2人目の快挙だった。一夜明けた4日(同5日)の試合前、昨季ナ・リーグMVPに輝いたポール・ゴールドシュミット内野手は「この惑星で最高の投手の1人だ」と賛辞の言葉を並べた。

 二刀流vsナ・リーグMVP男。大谷はメジャー初対戦で圧倒した。初回1死は外角ボール球の98.4マイル(約158.3キロ)を振らせて空振り三振。3回1死は死球で、5回1死も98.8マイル(約159.0キロ)に空振り三振に仕留めた。通算319本塁打の大砲が衝撃を受けたのは、見せ球として使われたスイーパーだ。

「魔球と言われるのはすごく動くからだろうね。他の投手より変化がデカいことを理解しておく必要がある。彼のスライダーはボールになる球を投げて空振りを奪うか、体からストライクに入ってくる球だ。そして狙ったところに制球できる」

 ゴールドシュミットは3月のWBCに米国代表として参戦。しかし、投手・大谷と対戦する機会はなく、「対戦を心待ちにしていた」という。

「今までテレビでしか見たことがなくてWBCでも対戦できなかったから楽しかったよ。素晴らしい速球、スライダーとスプリットを持つ投手だ。今まで素晴らしかったが、これからも素晴らしい投手で居続けるだろうね」

 リーグが違い、今季の対戦は今回の3連戦のみ。それでも、二刀流から確かな刺激を受けたようだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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