外さないなら「退場」 投手もファンも困惑…まさかの指令に「これは理不尽」

パイレーツ戦に先発したレイズのザック・エフリン【写真:ロイター】
パイレーツ戦に先発したレイズのザック・エフリン【写真:ロイター】

レイズ右腕は、グラブ側の指にはめた指輪を外すよう命じられた

■レイズ 3ー2 パイレーツ(日本時間5日・セントピーターズバーグ)

 レイズのザック・エフリン投手が登板中に“災難”にあって話題になっている。グラブ側の左手薬指につけていた結婚指輪を外すよう求められ、これに応じた。2021年から指輪をつけていた右腕は「手こずらされたのは、この審判団が初めて」と困惑。ファンは「馬鹿げてる」「審判団は愛を毛嫌いしていることが分かった」「これは少し理不尽になってきている」と声を上げている。

 エフリンは4日(日本時間5日)の本拠地・パイレーツ戦に先発し、7回10K無失点の快投で無傷の4勝目をあげた。だが、試合中には思わぬハプニングが。責任審判からゴム製の指輪を外すよう命じられたのだ。米スポーツ局「ESPN」によると、これまでは許されていたが、今回は外さないと退場と言われたそうで「指輪を外すことについて手こずらされたのはこの審判団が初めて」と語った。

 2020年に結婚した右腕は、翌2021年からゴム製の指輪をつけていたそうだ。「(審判団は)少しピリピリしているようだった。こういうのも野球の一部ではあるけど。『退場処分にすると言うなら、外します』と伝えたら、最終的に審判団がマウンドにやってきてそうすると言ってきた」と述べている。

 レイズ放送局「バリースポーツ・フロリダ」は公式ツイッターに、エフリンが実際に指輪を外している動画を投稿。この光景に解説者は「ゴム製の指輪でした。ボールを細工できるものではありません」と述べている。ファンも「審判がしたことで間違いなく一番馬鹿げて無意味なこと」「愛とこれ(野球とは)関係ない」「純愛がMLB機構によって虐げられてますよ」とコメントを寄せた。

【実際の動画】「これは理不尽」 ファンも困惑…審判に命じられ指輪を外す右腕

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