ダルビッシュは「本来の調子ではなかった」 “修正力”に指揮官脱帽「アジャストした」
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ダルビッシュの高い洞察力を指揮官が称賛
■パドレス 5ー2 ドジャース(日本時間6日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手は5日(日本時間6日)、本拠地でのドジャース戦に先発登板し、7回途中4安打2失点(自責1)の力投で今季2勝目を掴んだ。元同僚左腕のクレイトン・カーショー投手との投げ合いを制し、防御率は3.19となった。勝ち星をマークしたが試合後、ボブ・メルビン監督は「ユウは初回に本来の調子ではなかった」と説明した。
初回のピンチを最少失点で切り抜け、崩れなかった。初回先頭のムーキー・ベッツ外野手に四球を与え、2番フレディ・フリーマン内野手には右二塁打を浴び、無死二、三塁のピンチを迎えた。だが、動じることなく1失点切り抜けると、その後はリズムに乗った。メルビン監督も「(初回のピンチで)彼は違う球を投げ始めた。最終的に素晴らしい投球をしてくれた」と絶賛した。
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この日は94球の力投で6回2/3を4安打1四球6奪三振。指揮官は「今日は彼に何球も(たくさん)投げてもらう予定はなかった」と降板理由を説明。また、メルビン監督は「ドジャース打線は相手投手の球数を増やす」作戦だったと推測。「彼(ダルビッシュ)が6回を投げ終えた時には70何球ほどだった。彼はかなり早い段階でアジャストしていたということだ」と、高い洞察力を褒めた。
(Full-Count編集部)
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