阪神18歳が驚異の成績…3割超えの育成内野手も 2軍で爪を研ぐ逸材ルーキー

阪神・森下翔太(左)と西武・蛭間拓哉【写真:荒川祐史】
阪神・森下翔太(左)と西武・蛭間拓哉【写真:荒川祐史】

阪神・井坪は.329、西武・蛭間は.354で打率トップに立つ

 2023年のプロ野球が開幕して各球団とも約30試合を消化した。ルーキーではオリックスの育成4位・茶野篤政外野手、二刀流の日本ハムのドラ1・矢澤宏太投手や中日のドラ7・福永裕基内野手らが存在感を発揮しているが、2軍でも阪神の高卒ドラ3・井坪陽生外野手がウエスタン・リーグの打率トップに立つなど逸材が多い。ここではファームで活躍する新人を紹介する。(成績は6日時点)

 18歳の井坪はここまで2軍で26試合に出場して打率.329(82打数27安打)をマーク。2位の鵜飼航丞(中日)に2厘差をつけてウエスタン・リーグのトップに立つ。9本の二塁打、2本塁打と長打力も備える。関東第一高から3位入団。早い時期の1軍昇格もあるのか。注目される。

 イースタン・リーグでは西武のドラフト1位・蛭間拓哉外野手が打率.354(96打数34安打)のハイアベレージでトップに立つ。二塁打は12本記録しており、長打率.552も1位だ。本塁打も4日の日本ハム戦で1号を放った。早大では東京六大学通算13本塁打を記録したパワーヒッター。1軍昇格も近いか。

 ヤクルトのドラフト5位・北村恵吾内野手はイースタントップの6本塁打&同3位の20打点をマーク。6日に1軍昇格を果たした。同僚のドラ3・澤井廉外野手は長打率.500でイースタン2位につける。巨人のドラ2・萩尾匡也外野手もリーグ6位の打率.301を残している。開幕1軍を果たした阪神・森下翔太外野手は4月17日に抹消。2軍では打率.286をマークしている。

 育成選手の奮闘も見逃せない。巨人の育成1位・松井颯投手は防御率1.71でイースタン3位。オリックスの育成3位・入山海斗投手は10登板でウエスタン2位タイの4セーブをあげ、防御率1.80。中日育成1位の松山晋也投手は12登板でこちらも2位タイの4セーブをマークしている。

 楽天の育成1位・辰見鴻之介内野手はイースタン打率2位の.337(83打数28安打)、同6位の6盗塁。広島の育成2位・中村貴浩外野手は打率.275(109打数30安打)でウエスタン7位、15打点は同4位だ。支配下登録へアピールを続ける選手の活躍も見逃せない。

(Full-Count編集部)

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