ヌートバー、初対面の鈴木誠也に「マイ・センパイ」 WBC“すれ違い”も笑顔

カブス・鈴木誠也(左)と、カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:ロイター】
カブス・鈴木誠也(左)と、カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:ロイター】

ヌートバーが鈴木誠也の頭上を越える1発

■カージナルス 6ー4 カブス(日本時間10日・シカゴ)

 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が9日(日本時間10日)、敵地で行われたカブス戦に「1番・右翼」で先発出場し、3回の第2打席で15試合ぶりとなる3号ソロを放った。鈴木誠也外野手の頭上を悠々と越える豪快弾。試合前には10分ほど談笑する姿も見られ「直接会うのは初めてだった。グレートだったね」と上機嫌だった。

 2人は“すれ違い”を越えて対面を果たした。3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック。ヌートバーは日系人初の侍戦士として全7試合で1番打者を任され、世界一に貢献。鈴木は大会前に左脇腹を痛め、出場を辞退していた。

 この日が初対面だったが「全く違和感はなかったね。(鈴木を)長いこと知っているかのようだったよ。少し近況を話すことができた。素晴らしくて面白い人だね。ようやく彼に会えて良かったよ。マイ・センパイだからね」と笑顔を咲かせた。

 目が合った瞬間、先にお辞儀をした。「意図的にそうしたんだ。ショウヘイ(大谷)やイチローに対してもそうした。彼(鈴木)は良い性格の持ち主なのは知っていたし、彼に対して敬意を示したかった。お互い楽しい時間だったよ」と振り返った。

試合前に談笑するカブス・鈴木誠也(左)と、カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:編集部】
試合前に談笑するカブス・鈴木誠也(左)と、カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:編集部】

 この日は1-1で迎えた3回1死から、久々のアーチを描き、右翼を守る鈴木の頭上を越す打球を放ってみせた。三塁ベースを回った後にはペッパーミルのパフォーマンスを炸裂させた。15試合ぶりのアーチに「毎回、強い打球を飛ばしたいけど、必ずしもそうはならないからね(笑)」とジョークを炸裂させた。鈴木との交流が呼んだ1発だった。

【実際の様子】WBC“すれ違い”の2人が対面 笑顔で談笑するヌートバーと鈴木誠也

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