「人間力に感動」 お立ち台“中断”で敵ファンへ…“粋な行動”が「泣きました」

中日・福敬登【写真:荒川祐史】
中日・福敬登【写真:荒川祐史】

福はヒーローインタビューの途中でDeNAファンに帽子を取り深々と一礼

■中日 1ー0 DeNA(26日・バンテリンドーム)

 中日の福敬登投手がヒーローインタビューで取った行動が、感動を呼んでいる。お立ち台を降りて、敵ファンの陣取る左翼スタンドに向かって帽子を取って深々一礼。「DAZN」公式ツイッターが映像を公開すると「何回見ても感動して涙が出てきます」「福投手の人柄が感じられて、まだ感動しています」と心打たれるファンが続出した。

 福は1-0の8回1死二塁のピンチに3番手として登板。佐野を見逃し三振、関根を空振り三振に仕留めて力強くガッツポーズした。今季、国指定難病「黄色靭帯骨化症」から復帰した左腕は、自身より2か月前に同じ病気の手術をして、連絡を取り合い様々な話をしてもらったDeNA・三嶋への感謝の思いを伝えたかったのだ。

「ドラゴンズファンの皆さま、ちょっとすみません」と言ってお立ち台を降りると、帽子取って左翼スタンドのDeNAファンに向かってマイクを握る。「今も残って下さる横浜DeNAファンの皆さま、皆さまのおかげ、ならびに三嶋選手のおかげで、僕はここまで投げられるようになりました。本当にありがとうございました」と話すと深々と一礼した。

 三嶋はこの日の登板こそなかったが、こちらも難病を克服して1軍で投げ続けている。ファンは「泣きました」「福さんの姿に胸が熱くなりました」「福投手の人間力に感動しました」「素晴らしいリスペクト」「素敵やん お2人とも尋常ではない努力をなさった結果」「胸アツすぎる! 野球ってええなぁー」ともらい泣きの様子だった。

【実際の映像】「泣きました」「人間力に感動」と大反響 左腕がヒーローインタビュー中に取った“粋な行動”

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