82億円男が50試合で本塁打「ゼロ」 元MVPの凋落はなぜ…やっと見えた浮上の“兆し”

アストロズのホセ・アブレイユ【写真:Getty Images】
アストロズのホセ・アブレイユ【写真:Getty Images】

ホワイトソックスからアストロズへ移籍したアブレイユが最悪のスタート

 2020年にはア・リーグのMVPに輝き、通算243本塁打を放っているアストロズのホセ・アブレイユ内野手が深刻な不振に陥っている。開幕から2か月が経とうとしている中、チームが戦った51試合中50試合に出場しているにも関わらず打率は.214、本塁打は1本もない。ホワイトソックスから3年5850万ドル(約82億2800万円)という巨額で移籍したにも関わらず、期待に応えられていない。

 データもこの成績を裏付けるものばかりだ。MLB公式の「Baseball Savant」によると、アブレイユが今季残したバレル率3.5%、打球速度87.1マイル(約140.17キロ)、ハードヒット率35.9%は、いずれも3段階評価で最低ランクとなる。

 アストロズの地元メディア「Chron」は、アブレイユの現状について「3年5850万ドルのFA契約を与えたアストロズだが、開幕から2か月経ってまた投資に見合うリターンを得られていない」とバッサリ。ただ「あるアストロズコーチは、それは変わると信じている」と上昇の兆しもあるとの意見を伝えている。

 記事によると、ベンチコーチのジョー・エスパーダ氏がMLBネットワークラジオとのインタビューで、近い将来アブレイユの打撃が上向くと自信をのぞかせていたのだという。その根拠は22日(日本時間23日)から24日(同25日)までのブルワーズ戦にあった。

 アブレイユは全3試合で安打を放ち、13打数4安打。三振率は15.4%で、今季残してきたキャリア最低となる23.5%よりかなり低かったのだという。エスパーダ氏は「四球を選ぶことが少し増えているし、ボール球に手を出すことも減り始めている、ヒットも出始めている。彼には実績がある。この男はヒットを打つと思う。クラブハウスではとても前向きだ。自分のやってきていることを信じているし、まだシーズン序盤だ」と、巻き返しに期待している。

 記事は「ファンに愛されていたものの年をとりつつあったユリ・グリエル(元DeNA)のグレードアップ版としてオフに契約したアブレイユだが、打率、出塁率、長打率でキャリアワーストのペース」としている。放出したグリエルがマーリンズで打率.304を残しているのと、現状は対照的だ。残りシーズンは100試合強。コーチの言葉通り、上昇していくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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