元HR王が事実上の“戦力外” 多すぎた空振りが元凶に…再起かけるも「1本も打てず」

ブルワーズからDFAになったルーク・ボイト【写真:ロイター】
ブルワーズからDFAになったルーク・ボイト【写真:ロイター】

ブルワーズが2020年の本塁打王・ボイトをDFAに

 ブルワーズは29日(日本時間30日)、ルーク・ボイト内野手を40人のロースター枠から外す「DFA」の措置を取った。元本塁打王の32歳が事実上の戦力外に。今後の去就が注目される。

 ボイトはヤンキース時代の2020年、コロナ禍による短縮シーズンで22本塁打を放ってタイトルを獲得。しかし翌2021年は故障などもあり68試合出場にとどまり、2022年にはトレードでパドレスに移籍。さらにシーズン中にナショナルズに移り、今季は年俸200万ドル(約2億8000万円)でブルワーズに新天地を得ていた。

 再起をかけたシーズンだったが、ここまで22試合で0本塁打、21打点、打率.221。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「ブルワーズでは足がかりをつかむことができなかった。74打席でHRは1本も打てなかった」と指摘する。5月半ばには負傷者リスト(IL)入り。「今季のここまでの空振り率36.5%はキャリアワーストにあたる」と元凶にも触れた。

 DFAになった選手は、7日以内にトレードに出されるか、ウェーバー公示される。獲得球団がない場合、マイナー契約か解雇となる。ただ、ボイトはマイナー契約を拒否できる権利を有しているため、ルーマーズは「ウェーバーでも手を上げるチームがなければ、今季の保証済みの額をもらいながらマイナー行きを拒否してFAになることができる」と見通した。

(Full-Count編集部)

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