大谷翔平のトレード回避へ…カギは“メンタル面” MLB公式が指摘、エ軍の3つの課題

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

2ストライクからの被打率.188はワースト6位

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは現在、61試合を終えて31勝30敗でア・リーグ西地区3位につけている。MLB公式サイトは「エンゼルスが改善すべき3分野」として、プレーオフ争いに向けた課題を挙げた。

「エンゼルスが完全にプレーオフ争いから脱落しない限りオオタニがトレードされる見込みは低いが、プレーオフに向けて補強を望むならば争いに絡み続けなければならない」と同サイト。そのためにも、現在強化すべき点がある。

 1つ目は、得点圏に走者を置いているときの成績。今季チームの得点圏打率は.248で、MLB全30球団で19位だ。「その上、2死での得点圏打率は.232で18位。(日本時間5日までの)アストロズ4連戦中も得点圏打率がわずか.167(36打数6安打)で問題だった」指摘した。「ネビン監督は「(チームのアプローチは)間違っていない」とメンタル面を強調した。

 2つ目は、投手陣が2ストライクで打者を仕留め切れていないこと。追い込むまでは問題がないが、その後だ。「エンゼルスの2ストライクでの被打率は.188で、これはMLBワースト6位。カウント0-2だとさらに悪く、被打率はMLBワーストの.211でリーグ平均の.151と比べるとかなり高い」という。

 これについて指揮官は「あまり際どいところを狙いすぎないようにしているし、私は捨て球の推奨者でもない。捨て球を投げることと、直球をど真ん中に投げることには違いがある。そういった点はもう少し精度を上げて、場面ごとの状況を理解すべきだ。こうした細かいことを磨く必要があることは間違いない。優勝するチームは、こういうことはしない」と話した。

 3つ目は、雑な守備。アストロズ4連戦中の失策は1だったが、記録には残らないミスが重なった。「守備防御点などスタッツ上ではMLBで真ん中あたりにつけているが、失策数は6番目に多い。6日か7日(日本時間7日か8日)にアンソニー・レンドンが復帰すれば守備の助けになるはずだが、彼も負傷者入りする前はエラーが目立った」と同サイト。8月1日(日本時間2日)のトレード期限まで2か月を切っているが、エンゼルスはどんな“改善”を見せるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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