342億円男はエンゼルスの“救世主” 地元紙が指名…不在時の大問題「解決する」

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】

脚の故障で戦線離脱していたレンドンが7日にも復帰予定

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは、5日(日本時間6日)現在で31勝30敗。ア・リーグ西地区で首位のレンジャーズから9ゲーム、ワイルドカード枠からも5ゲーム離されている。浮上する上でのキーマンに指名されたのが、欠場中のアンソニー・レンドン内野手だ。

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が掲載したもの。「得点圏で走者を置いた場面で結果を出すという点で大いに苦しんでいるエンゼルスだが、数日のうちにその問題が解決するかもしれない」として、脚の付け根を痛めて3週間欠場していたレンドンが、6日(同7日)か7日(同8日)のカブス戦で復帰すると伝えた。

 記事はレンドンを「チームトップの得点圏打率.357をマークしているレンドンは、打席に立っていないときもチームに影響を及ぼすほどだ」と紹介。さらにフィル・ネビン監督の「レンドンの穴を埋めようと、選手たちは自分に普段よりプレッシャーをかけてしまう」という言葉を紹介している。

 数字も、レンドンの影響力を裏付けている。今季先発出場した30試合で、チームの得点圏打率は.302。一方で欠場した31試合では.187まで落ち込む。「得点圏打率は、エンゼルスが抱える最も重大な問題の1つだ。打率.259はメジャー9位だが、得点圏打率は.246で、メジャー20位にあたる」とし、強打者の不在がチームに影を落としていると指摘する。

 大谷は例年、打率より得点圏打率の方が高く、今季も.328をマークしている。一方、新戦力のハンター・レンフロー外野手は今季の得点圏打率が.152しかなく、最近打順を6番に下げられている。

 記事によれば、ネビン監督は「レンドンが復帰すれば4番で起用する」と明言しているといい「エンゼルスは点を稼ぐカギとなる打順で彼を打たせたいのだ」と伝えた。レンドンは2020年から、7年総額2億4500万ドル(約341億5800万円)という巨額の契約のもとでプレーしているが故障続きで、シーズン本塁打は2020年の9本、打点は2021年の34点が最高。ついに本領発揮し、チームを救うことができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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