慣れないマウンドが生んだ“不規則変化” 西武サブマリンが残した光明「緩急うまく」

中日戦で好投した西武・與座海人(左)【写真:小林靖】
中日戦で好投した西武・與座海人(左)【写真:小林靖】

悔やまれる細川への初球「ボール球から入る選択肢もあった」

 なおも2死二塁で、細川に初球の124キロの内角ストレートを捉えられ、センターオーバーの適時二塁打で2点目を献上。初回の第1打席、3回の第2打席では、いずれもストレートで空振り三振に仕留めていただけに、細川には最初からストレートのイメージがあった。與座は「前の打席で打ち取ったところを突くのは、セオリーです。ただ、初球は様子見でボール球から入るという選択肢も、今考えるとあったのかなと思います」と振り返った。

 それでも6、7回に立ち直り、いずれも3者凡退で乗り切ったことには意義がある。現状で西武の生命線は、リーグトップの防御率2.66を誇るリリーフ陣(先発陣の防御率は3.27)である。白星にはつながらなかったが、先発して7回を95球で投げ切り、リリーフ陣の負担を減らしたことは次戦以降につながるのだ。與座自身「後ろの投手のためにも、1イニングでも長く投げたいと思っていました」とうなずいた。

 昨季は初の2桁勝利(10勝)を挙げてブレーク。今季は開幕ローテから外れたものの、4試合目の先発で徐々に調子を上げてきた。希少価値の高いサブマリンが、今季も浮沈の鍵を握る存在になりそうだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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