大谷翔平支える水原通訳の“超技術”　守護神も正確さを大絶賛「とてもいいと思う」

今季加入のエステベス「イッペイともワンピースの話をする」

　大谷翔平投手の通訳を務める水原一平氏はもはや通訳の域を超え、様々な面で二刀流を支えている。3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では、カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手を「侍ジャパン」に誘い、世界一に貢献した。エンゼルスに戻っても、大谷のキャッチボール相手も務めるなど、仕事は多岐に渡る。そんな水原氏をチームメートも頼りにする。

　グラウンドに出てくる際はいつも大谷と同じタイミング。本拠地では、今年から契約しているニューバランスのキャッチャーミットと、壁あてに使用するプライオボールなどを持って左翼フェンスに向かう。大谷が壁当てを行っている際は、打撃練習の打球から“ガード”するのも仕事だ。

　野球経験こそないが、今ではショートバウンドも難なくキャッチする。返球も胸元へ正確だ。今季からチームメートになった守護神のカルロス・エステベス投手は「強い球を投げられるかわからないけど、今のところとてもいいと思う！」と太鼓判を押す。

　アニメ“オタク”のエステベスは「イッペイともワンピース、漫画やアニメの話をするんだ」。大谷との“アニメ談義”もサポートする。さらに、水原氏はミッキー・モニアック外野手に大谷が突然行った「ミッキーポーズ」に対する返事を提案するなど、大谷とチームメートの橋渡し役を買う。チームになじみ、歴史的偉業を成し遂げる大谷の活躍に、欠かせない存在になっている。