打球が顔面直撃…メガネ吹っ飛んでもマイク離さず 出血も実況続行の84歳が「まさに戦士」

ヤンキース戦に出場したレッドソックスのジャスティン・ターナー【写真:ロイター】
ヤンキース戦に出場したレッドソックスのジャスティン・ターナー【写真:ロイター】

打球直撃…84歳のヤ軍ラジオアナ「タフでなくちゃいけない」

■ヤンキース 3ー1 Rソックス(日本時間11日・ニューヨーク)

 吉田正尚外野手も出場した10日(日本時間11日)のヤンキース対レッドソックスで、84歳になるヤンキース放送局のラジオアナウンサーがファウルの打球を顔面に受けるハプニングに見舞われながら、実況を続行した。レジェンドアナウンサーの不屈の闘志を、ファンは「リスペクト」「まさに戦士」「生きる伝説」と称賛している。

 不運に見舞われたのはジョン・スターリング氏。ヤンキースのリードで迎えた9回2死で、レッドソックスのジャスティン・ターナーの放ったファウルが放送席に飛び込み顔を直撃した。かけていたメガネが吹っ飛び、スターリング氏は声を上げたほどだが、マイクから離れることはなかった。ヤンキースの勝利をしっかり伝え、「チームのために体を張りました」と語っている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によると、打球はスターリング氏の左の眉毛付近に当たり出血。それでも試合後には「私は負傷者リストには入りません」と胸を張った。スターリング氏は1989年からヤンキースのラジオ実況アナとして活躍するレジェンドアナ。今回のハプニングにも「ヤンキースのブロードキャスターを務めるなら、それくらいタフでなくちゃいけないんですよ」とジョーク交じりに語ったそうだ。

 スターリング氏の体を張った実況にファンも感銘を受けたようだ。ヤンキースが公式ツイッターにスターリング氏のハプニング動画を投稿すると、続々反応。「ヤンキースの誰よりも怪我に強い」「文句なしで史上最高の実況アナ」「これは常軌を逸脱している、これはクレイジー」などとコメントが並んだ。

【実際の映像】ボールが直撃、メガネ吹っ飛ぶアクシデントも…実況を続けた84歳アナ

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