16年球宴&18年GG賞のベテランが“戦力外” 打率.133と低迷「急降下を止めることが…」

ロイヤルズからDFAとなったジャッキー・ブラッドリーJr.【写真:Getty Images】
ロイヤルズからDFAとなったジャッキー・ブラッドリーJr.【写真:Getty Images】

2016年に球宴出場、2018年にゴールドグラブ賞を獲得したジャッキー・ブラッドリーJr.

 ロイヤルズは12日(日本時間13日)、ジャッキー・ブラッドリーJr.外野手を40人のロースター枠から外す「DFA」の措置を取ったことを発表した。2018年にゴールドグラブを受賞したベテランが事実上の戦力外に。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「打撃成績の急降下を止めることができなかった」と伝えている。

 ブラッドリーJr.は昨年オフにロイヤルズとマイナー契約を結び、今季は開幕ロースター入り。ここまで43試合に出場し打率.133、1本塁打、6打点と結果を残すことができなかった。代わりにマイナーリーグでトップの47盗塁を記録するダイロン・ブランコ外野手が昇格する。

 33歳のベテランが岐路に立たされている。レッドソックス時代の2016年には156試合に出場し打率.267、26本塁打、87打点をマークし、オールスターゲームにも出場するなど球界を代表する外野手として活躍。2020年オフにはブルワーズに移籍するなど、4球団(2022年の古巣復帰を含む)を渡り歩いたが、成績は徐々に下降していった。

 同メディアはブラッドリーJr.が残してきた実績を振り返りながら「レッドソックスで打率が低かった時は四球と長打力が総合的な打撃を補ったが、それも近年は見ることができなかった」と指摘。ここまでロイヤルズ外野陣の「wRC+」(打席当たりの得点創出力を評価する指標)は62で「ブラッドリーの不振から外野陣のwRC+はMLBワーストだ」と伝えている。

 今後は7日以内にトレードに出されるか、ウェーバー公示されることになるが「トレードは想像しにくく、近い将来またFAになりそうだ」と、予想していた。

(Full-Count編集部)

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