大谷翔平、指揮官が見た「世界最高」の準備 7回12Kの裏にあった試合中の“実験”

ドジャース戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷翔平の“新変化球”は「スライダーが違う軌道をしているだけ」指揮官説明

■ドジャース 2ー0 エンゼルス(日本時間22日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地・ドジャース戦に「2番・投手」で投打同時出場し、7回5安打12奪三振1失点で今季3敗目(6勝)を喫した。チームは2戦連続の完封負けとなったが、試合後フィル・ネビン監督は「素晴らしかった」と投球を褒め称えた。

 大谷の唯一の失点は4回先頭、フリーマンに浴びた14号ソロだった。指揮官は「フレディ(フリーマン)打たれた球も、彼が賢くて、いい打者だからだ」と大谷を責めることはなかった。

 指揮官は「彼のことを信用している。私たちが提供する情報を元に、彼がゲームプランを決める。他の投手と同じように(試合中に)彼が特定の球種に好感触を持つことがある」と配球面なども“一任”していることも明かした。

 ただ、ベンチから心配そうな表情で戦況を見つめたタイミングもある。「バランスは大事だけど(変化球を多投し)私や投手コーチは『彼に何か異常があるか?』と考えてしまった」。この日は小さく曲がる変化球も投じた。指揮官は「実はスライダーが違う軌道をしているだけだ。縦のスライダーだ」と説明した。

 さらにネビン監督は「ベストな状態を保つために(十分な)睡眠を欠かさない。体と精神のケアをしている」とグラウンド外での大谷の“ルーティン”を絶賛した。注目度の高い投打二刀流に「彼は毎日色々なことに対処しなければいけない。やることが沢山あるけど、それでも彼は世界で最高の選手だ」と称賛した。

(Full-Count編集部)

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