筒香嘉智がNPBに復帰するならどの球団? 得点力が課題…データが裏付ける“適性チーム”

三塁手は首位打者がレギュラーのDeNAが高い得点力

 次に三塁手のwRAAを調べると、トップは「24.9」のDeNA。リーグ打率トップを独走する宮崎敏郎がレギュラーなだけに、これも当然の数値といえよう。ちなみに、岡本和がレギュラーを務める巨人も「6.4」で全体4位と高い数値。最下位は「-14.6」の楽天となっている。

 左翼手はどうだろうか。12球団トップはソフトバンクで「14.6」だ。日本ハムから移籍し、交流戦首位打者となった近藤健介外野手が務めているだけに納得の数字。最近は秋広が務める巨人は「6.7」、3番を打つ主将・佐野恵太外野手が務めるDeNAも「6.0」と、それぞれ全体4位、5位の高い数字。最下位は「-13.3」と中日が圧倒的に低い数字となっている。

 こうして見ていくと、ラミレス氏がオススメ? する巨人やDeNAはレギュラーが固まっているだけに難しいかもしれないが、同じセ・リーグで筒香の武器がフィットするのは、やはり中日ではないだろうか。三塁手にしても全体9番目の「-3.9」のマイナス評価。開幕から本塁打数が少なく得点力に課題があり、最下位に沈んでいるだけに、今季マイナーで6本塁打、OPS.812をマークしている筒香のバッティングはチームの浮上の助けになるはずだ。

 現在、中日は細川成也外野手、石川昂弥内野手が主軸を務めるが、左の強打者が不足しているのも課題。そういう意味でも筒香の力が必要と言えそうだが……。指名打者制のあるパ・リーグも含めて引く手あまたであろう31歳の強打者が、どこに新天地を求めるのか注目したい。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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