かつての新人王、阪神30歳が「338」 育成出身23歳は投手4冠…1軍昇格かけた“戦い”

阪神・高山俊【写真:小林靖】
阪神・高山俊【写真:小林靖】

阪神の高山俊が出塁率.338でトップ、打率.248ながら18四球、20三振

 交流戦が終わり、23日には両リーグに別れてのペナントレースが再開した。折り返し地点まであと少しとなり、夏場の戦いを凌ぐには2軍からの底上げも重要な時期になっている。再起にかけるベテランと期待の若手が入り乱れるファームのタイトル争いを見ていきたい(成績は22日時点)。

 ウエスタン・リーグで目にとまるのは、9本塁打と33打点で2冠に立っているリチャード内野手(ソフトバンク)だ。1軍では7試合で打率.083、0本塁打と結果を残せておらず、次のチャンスを伺っている状況だ。プロ6年目、24歳のシーズンを迎え、2軍での実力はすでに証明済み。1軍でレギュラーを掴み取りたい。

 出塁率では、今季で30歳を迎えた高山俊外野手(阪神)が.338でトップ。打率.248ながら18四球、20三振と優れたアプローチで1軍昇格を狙っている。2016年には打率.275、136安打をマークして新人王に輝いたが、109三振、27四球と積極的な打撃だった。スタイルをチェンジさせながら生き残りを図っている。

 投手では東晃平投手(オリックス)が、防御率2.04、5勝、勝率.833、43奪三振で投手4冠。1軍では今季2試合の登板で、4回1/3を投げて防御率6.23にとどまっているが、ブレーク候補のひとりだ。イースタン・リーグでは、巨人ドラ2ルーキーの萩尾匡也外野手が打率.359、出塁率.413の2冠と猛アピールしている。

(Full-Count編集部)

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