エ軍に「ミスは許されない」 不振でベンチ要員に“転落”…34歳のトレードは成功か

エンゼルスがメッツからトレードで獲得したエドゥアルド・エスコバー【写真:ロイター】
エンゼルスがメッツからトレードで獲得したエドゥアルド・エスコバー【写真:ロイター】

エスコバーは開幕戦にスタメン出場も…序盤は不振に苦しむ

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは23日(日本時間24日)、マイナーリーガーの右腕ランドン・マルソーとコールマン・クロウとのトレードで、メッツから通算162本塁打のエドゥアルド・エスコバー内野手と金銭を獲得したと発表した。2019年には35本塁打118打点を記録した34歳は、どのようなパフォーマンスを見せるのか。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が活躍の可能性を分析している。

 同サイトは「2023年のエスコバーは、主にシーズン序盤のスランプが原因で、以前のレベルの活躍を見せていない」と指摘。34歳のエスコバーは、今季開幕スタメンに名を連ねたものの、4月を終えて打率は.158。その結果、チームは4月17日(同18日)にトッププロスペクトのブレット・ベイティをメジャーに呼び戻して三塁手として起用。エスコバーはベンチを温めることが多くなっていた。

 エスコバーは四球を選ぶことが少ないため、出塁率はリーグ平均程度、またはそれ以下。しかし、2017年から2022年までのすべてのシーズン(短縮シーズンとなった2020年は除く)で20本塁打以上をマークするパワーは魅力だ。同サイトは故障者続出のエ軍と、出場機会が減っていたエスコバーのトレードは「それなりに魅力があった」と評価している。ここまでの打率は.236だが、ベイティ昇格後は.323と調子を取り戻しており、状態は上昇傾向だ。

 今季2Aで4試合に先発して防御率1.88、WHIP0.63をマークしていたクロウらを放出して実現させたトレード。同サイトは「ア・リーグのプレーオフ争いが混沌としている中、エンゼルスにとってミスは許されない」と指摘している。どのようなプレーを見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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