巨人退団から2年、陽岱鋼が米独立で大復活 ILから復帰後9戦連続安打…打率.457

巨人時代の陽岱鋼【写真:荒川祐史】
巨人時代の陽岱鋼【写真:荒川祐史】

米独立「ハイポイント・ロッカーズ」入り、当初は不振も…

 日本ハム、巨人でプレーした陽岱鋼外野手が、新天地の米独立リーグで“大復活”を遂げている。負傷者リスト(IL)から16日(日本時間17日)に復帰すると、以降の9試合で打率.457を記録。1割台だったシーズン打率も.269まで引き上げた。巨人を退団してから2年目。豪快弾も見せつけるなど、世界を股にかけての挑戦を続けている。

 陽は昨季も米独立リーグでプレーし、冬は豪州リーグにも参戦した。そして海外挑戦2年目となる今季は、北米の独立リーグの中でも最もレベルが高いとされるアトランティック・リーグを戦うハイポイント・ロッカーズに加入。ただ開幕から調子が上がらず、5月27日(同28日)にはIL入りした。NPB1軍では、日本ハム入りした当初くらいしか守っていない三塁の守備にもついたりしていた。

 ところが、16日(同17日)にILから復帰すると一変。ここまで全9試合で連続安打を続け、この間は35打数16安打の打率.457だ。IL入り前に.174だった打率は急上昇。21日(同22日)のレキシントン戦では、右中間をグングン伸びる本塁打を2本放っている。9番を打つこともあった打順は5番まで上がり、この間チームも7勝2敗の快進撃だ。

 2021年オフに巨人を自ら退団した陽はその後、「野球の道で挑戦を続ける」と地元・台湾のメディアに語り、海外に新天地を求めた。様々な経験を積み、今後はどこに向かうのだろうか。

【実際の場面】右中間席へ一直線…全盛期のような陽岱鋼の強烈アーチ

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